子会社の三ツ星産業㈱（奈良県大和高田市築山、堀田征治社長ほか1名、靴下卸）ともども、1日付で事後を東海伸晃弁護士（奈良県大和高田市、法律事務所リメス、TEL.0745･43･5101）に委任、現在自己破産申請の準備中である。
　婦人靴下、ストッキングを主体に扱い、自社工場や奈良県内協力工場で生産、大手メーカーに受注基盤を形成し、ピークとなる1986/12期には年商80億588万円を計上していた。
　その後は取引先の海外生産シフトなどから減収傾向をたどり、2011/12期中でストッキング生産から撤退したこともあり2012/12期は20億円まで低下、収益面においても同期から5期連続赤字に陥っていた。
　近年は大手小売業者との取引中止もあって売上は6～7億円台で一進一退の状況が続き、在庫や不動産に係る銀行借入負担も重く、厳しい経営を強いられる中、昨年10月に経営陣の若返りで現状打開を図ったものの、ここにきて事業継続を断念し今回の事態となった模様。