2日事業を停止した。事後を弁護士に委任した模様であるが、詳細は判然としない。
旧パリゼンヌ㈱（ピーエムエル㈱に商号変更し特別清算）から会社分割してスタート。衣料品、カーシート用ほか各種繊維素材の染色整理、二次加工を手がけ、大阪府八尾市内に工場を構える。商社、生地メーカーを主体とした受注基盤を築き、ピークとなる2008／9期には年商17億1434万円を計上していた。
　しかし、その後は市況低迷の影響などから減収続きとなり、収益面も既往より赤字期が頻発、旧会社から継承した銀行借入負担が重く、金融機関からリスケを受けるなど厳しい経営を強いられていた。
　2020年9月には本社工場を現所の志紀工場に集約移転、旧本社工場不動産は売却するほか、2020／9期中に従業員数を半減させるなどして再建を目指していたが、受注低下に歯止めがかからない中、今回の事態となった模様。
　負債は2020／9期B／Sによると7億3825万円。