11日付で事後を太期宗平弁護士（東京都港区、ベリーベスト法律事務所、TEL.03･6234･1585）に委任、現在自己破産申請の準備中である。
　ヤング向けのカジュアルウエアを中心に、ミセスやメンズを対象にしたカットソー、布帛製品などを扱い、生産は中国の協力工場に外注。大手アパレル・SPAのODMやOEMを手掛けて、ピークとなる2017/10期（2019年に決算期変更）には年商32億9600万円を計上していた。
　しかし、利益面は既往より低調な推移を強いられ、同期でも営業段階からの赤字に陥っていた。その後は同業他社との競合などによって減収基調に陥り、2020/6期はコロナ禍もあって28億7569万円にまで低下、2851万円の最終赤字に転落した。
　翌期は業績を若干ながら回復させるも、今年に入ってからは円安や製造コスト上昇により収益性が悪化、多忙な資金繰りを余儀なくされていたところ、遂に支えきれなくなり今回の事態となった。
　負債は約10億円。