このほど仙台地裁に自己破産を申請した（事件番号令和7年〈フ〉第955号）。
　申請代理人は勝田　亮弁護士（仙台市青葉区、アネスティ法律事務所、TEL.022･714･6153）。
　アダルト～シニア向けの紳士カジュアルウエアを扱い、自社ブランド「M.A.G」「Fabio Frati」などを手掛け、百貨店や量販店に営業基盤を築くほか、仙台市内を中心に直営店を展開し一般小売を併営し、2016/7期には年商12億1367万円を計上していた。
　しかし、その後は市況低迷の影響などから減収基調に陥り、コロナ禍に入ると更に状況が悪化、2022/7期に売上は5億円台まで落ち込み、赤字決算が続いていた。近時、売上は回復していたものの、ここにきて販売予定であった今秋冬商品のキャンセルが相次ぎ、資金繰りに支障をきたし、事業継続を断念した模様。
　負債は約12億円。